知る人ぞ知るとは彼のこと。ヘンチキで働きながらナチュラルワインを造る若手醸造家アンディ・カミンズ(Andy Cummins)のラサ・ワイン(Rasa Wine)

どうもMauve Wine Co.りょーじです。

今日紹介するのは以前の記事で書きましたヘンチキ(Henschke)を訪問するきっかけをくれたラサ・ワイン(Rasa Wine)アンディ・カミンズ(Andy Cummins)です。

アンディが普段働いているヘンチキはオーストラリアを代表するワイナリーの1つでとても有名なワイン『ヒル・オブ・グレイス (Hill of Grace)』を造っていて、そのワインはオーストラリアワインの中ではとても高価なワインとして知られています。

以前の記事でヘンチキのことは詳しく紹介していますので興味のある方はぜひ読んでみてください。

以前書いたヘンチキの記事のリンクはこちらどうぞhttps://mauvewine.com/henschke1/

https://mauvewine.com/henschke2/

両方を知るワイン醸造家、アンディ・カミンズ

アンディ・カミンズ(Andy Cummins)。まだまだ知名度は低いが数年後に彼のワインは間違いなく入手困難になるはず。

ラサ・ワインヘンチキで働くアンディ・カミンズが造るバロッサ・バレーのワインです。

ちなみに彼が働くヘンチキは隣のエデン・バレーにあり、ここを中心とした様々な産地のブドウを使いワインを造っています。

下の地図で確認してもらうとわかりますが、隣接しているのでこの2つの産地は車で移動すればとても近く、両方を移動してワイン造りをすることは全然苦ではないレベルです。

しかし地形の問題でそれぞれのワイン産地は違う特徴を持ち、それぞれ違うスタイルのワインとして高い評価を受けているんです。

南オーストラリア州のワイン産地の地図。

ヘンチキはオーストラリアを代表するプレミアムなワインでブドウはビオディナミで栽培していますが出来上がるワインは既存のワインと同じ造りをしていて洗練された素晴らしいワインです。

ラサ・ワインは紛れもなくナチュラルワインでヘンチキとは一線を画すワインです。しかしナチュラルが苦手な人でも楽しめるスタイルを持ったワインでもあります。

このようにアンディはヘンチキという既存のスタイルで世界的にも評価の高いワイナリーでプレミアムワインの良いところを学び、自身の好きなナチュラルワインのスタイルもしっかりと理解しているという両方のスタイルを併せ持った新世代の造り手なんです。

従来のバロッサバレーのワインとは?

2018 ラサ・ワイン ドライ・ロゼ

オーストラリアワインのイメージといえば力強くしっかりとしたワインという方は多いと思います。それは一番知名度の高いワイン産地である南オーストラリア州、特にバロッサバレー(Barossa Valley)のワインがつくったイメージです。

それ自体は全く間違いではないのですが、それ以外の地域ではまた違うそれぞれの個性をもったワインが沢山あるんです。

そしてバロッサバレーの中でも近年、そのイメージを変える造り手が増えてきて、その波は広がっているのです。もちろんその影響を与えている中にはナチュラルワインの造り手がいるのも事実なんです。

ラサ・ワインが造る新しいスタイルとは?

2018 ラサ・ワイン ブライト・レッド・ブレンド

ラサ・ワインの目指すスタイルは飲みやすいけど複雑さを持ったワイン。自然なものでそのビンテージの特徴をちゃんと反映しているワインを造ることだとアンディは言います。

まさにこのバロッサエリアを象徴するワイナリーのワインと若い世代のナチュラルワインの両方の良いところを表現したものが彼の目指すワインなんです。

そしてアンディはバロッサバレーは力強いワインで知られているけど、自分たち若い世代はこういう違うワインも造っているんだというのを知って欲しいんだといいます。

実際にアンディのラサ・ワインはナチュラルワインでナチュラルワインらしさを持ちつつもそれを苦手な人でも楽しめるワインだと思います。特有のフレッシュな味や香りがあるのに無濾過無清澄でもほとんど濁りもなく、従来のワインを好きな人も満足させることができるワインです。

2018 ラサ・ワイン ドライ・レッド・ブレンド

アンディに影響を与えた造り手

バロッサバレーを代表するナチュラルワインの造り手といえばショーブルック・ワインズ(Shobbrook Wines)のトム・ショーブルック(Tom Shobbrook)です。アンディは目指すワインのスタイルとしてこのショーブルックを真っ先に挙げました。

トムは素晴らしい造り手で何年も前からバロッサバレーのシラーズなのに従来のものとは全く違うワインを造っていてとても尊敬されています。

ショーブルックワインズのシー・チェンジ

そしてもう1つ挙げてくれたのはラガべラス(Ruggabellus)です。ラガベラスもナチュラル好きの間では知られた存在です。

そのラガベラスのアベル・ギブソン(Abel Gibson)はバロッサバレーの有名ワイナリーの1つであるロックフォード・ワインズ(Rockford Wines)での経験が彼に大きな影響を与えたと言っています。

実はアンディもワイン造りのキャリアをスタートさせたのはロックフォード・ワインズなのです。恐らくそこには共通する考えがあり、それをうまくナチュラルワインに反映しているアベルからは影響を受ける事が沢山あるのだと思います。

ラベルのアートは妹の作品

2017年ビンテージのラサ・ワイン。今年のオレンジワインはまだ熟成中。
かなり待ち遠しいワインの1つ。

そしてこのラベルのデザインとても素晴らしいですよね?

オーストラリアのナチュラルワインの造り手はよく地元のアーティストとコラボをしてワインのラベルのデザインをするのですが、ラサ・ワインはアンディの妹のリリー・カミンズ(Lily Cummins)の作品をラベルにしています。

個人的にはとても好きな絵なので、次回南オーストラリアに行った際にはリリーにも会いたいと思います。

リリーの作品が気になる方はこちらのリンクからどうぞhttp://www.lilycummins.com

まとめ

ラサ・ワインいかがでしたか?

このワインは日本はおろか、オーストラリア国内でも手に入るところがかなり少ないワインです。まだまだ評価もそんなに受けておらずシドニーでも本当にナチュラルワインをいつも見ている人の間でしか知られていません。

とはいえこのクオリティですから近いうちに知られた存在になっても全く驚かないワインです。もし人気が一気に出ても新しいビンテージが出るたびに僕のことを訪ねてくれるのを願うばかりです。

それでは今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

もしよければインスタ、ツイッター、FBのフォローもぜひよろしくお願いします。そして沢山の人に読んでいただきたいのでシェア、リツイートは大歓迎です。さらにコメントなんかいただけたらほんと嬉しいです。ぜひよろしくお願いします。

Mauve Wine Co.りょーじでした。