南オーストラリア編、旅の目的地その1。ジ・アザーライト(The Other Right)のアレックス・シュルキン(Alex Schulkin)。

どうもMauve Wine Co.りょーじです。

今日から何回かに分けて先日行ってきた南オーストラリア州の話を目的地ごとに分けて書きたいと思います。

その1はアデレードヒルズアッシュトン(Ashton)にあるワイナリー、ジ・アザーライト(The Other Right)です。アッシュトンはオーストラリアのナチュラルワインを語る上でとても重要なワイナリーがある事で知られているバスケットレンジ(Basket Range)のすぐ隣にあります。もう車で本当にすぐなのでバスケットレンジの話をする時にはここも含まれていると思ってもらっていいと思います。

まずはアデレードの街から山に登っていきます。

目的地までの距離を表す標識。数字はKm。よく聞く地名が並んでいたため思わず停車して撮影。

前回の記事でも書いた通りアデレードヒルズは州都でもあるアデレードの中心から車で30分も運転すれば着きます。とは言っても山の上のようなところなのでちょっとのどかな田舎町の雰囲気があり写真のような舗装も強度を重視したようないかにもな郊外の道が続きます。

そしてワイナリーへのアクセスは大概、写真にある小さい表札の数字(この写真だと257)を頼りに未舗装の脇道に入って行き、少し登るか降るかすると着くといった感じです。

こんなワイナリーもあるんです。

ワイナリーの内側の様子。とても開放的だ笑。仕切りも何も無く3つのワイナリーがシェアしている。撮影はジ・アザーライトのスペースから。
この2枚の写真に写っているのはこの建物をシェアしているアーキテクツ・オブ・ワイン(
Architects of Wine)のデーブ カポラレッティ(Dave Caporaletti)

ジ・アザーライトのワイナリーは元自動車整備工場を改装というか、ほぼそのままで使用しています。そんなに大きいスペースではありませんがアーキテクツ・オブ・ワイン(Architects of Wine)、リトルシングス(Little Things)というワイナリーとシェアしているのでハッキリ言ってかなり小さいスペースでワイン造りを行なっています。

醸造家のアレックス。

ジ・アザーライトのアレックス・シュルキン(Alex Schulkin)。

醸造家のアレックス・シュルキンロシア生まれ。でもその後のほとんどの時間をイスラエルで過ごしました。アクセントからオーストラリア育ちでないことはわかりましたが、まさかイスラエルから来ていたとは想像もしませんでした。

そんな彼になぜオーストラリアに来たか尋ねるとワイン造りを学びに来たと即答。イスラエルでもワイン造りはしていたというアレックスは2009年にオーストラリアに来ました。約1年だけワイン・インスティチュートナチュラルワインのリサーチをしていたと言います。そして、このエリアを代表する醸造家の1人であるジェームス・アースキン(James Erskine)ヤウマ(Jauma)でオーストラリアでのワイン造りのキャリアをスタートさせるのです。

ヤウマのジェームスの事を書いた記事は下のリンクからどうぞ↓↓↓

所狭しと並ぶ樽。本当にこのスペースの倍くらいしかないスペースで造っている。

ヤウマでの経験は約5年、ジェームスからたくさんのことを吸収したアレックスはヤウマで働くその期間に自分のワインであるジ・アザーライトのワインも造り始めます。2012年に1t、そして3t、5t、10tと増えていき、今のこの場所へと移ってきました。

そんなアレックスのワイン造りは為すがままに、ワインが成るように成るといった考えで造っていると感じました。自然な造りを大事にするこだわりを見せながらも、ただそういうワインを造りたいから造っているだけだとサラッと言うのです。

ワイン造り。

ジ・アザーライトはブドウを自分で栽培していません。同じ地域の信頼できる自然な栽培をしている栽培家から購入しています。ですからアレックスはジ・アザーライトのワインは彼らのワインだと言います。80%もしくはそれ以上が彼らのおかげでできているという話を今回の訪問の時にも話してくれました。

かなり自然体な造りをするアレックスもこだわりがないわけではありません。彼はシャルドネが1番大事で1番造りたいワインだと言っています。そして彼自身、国内で中々美味しいと思えるものが少ないというヴィオニエはオレンジワインとして造り、常にチャレンジし続けているワインであり、ピノ・ノワールは自身が好きなフランスのジュラ地方のようなスタイルを意識して造っているワインになっています。

ワイナリーの守り神?

正直、殺風景なワイナリーの中でなぜか1枚だけ壁に掛かっている絵。

そして上の写真の絵画は誰か近しい人が描いたかのように思えますが、近くの店でなんとなく買った絵だそうです。でも、この絵があるおかげでリスクがあると言われるナチュラルワインを造っているのに、ワイン造りは常に上手く行っていると言っていました。冗談ぽい言い方をしていましたがこの絵はワイナリーの守り神のようなものなんだと感じるエピソードでした。

現地では入手困難なワイン。

ジ・アザーライトのムーンシャイン。このワインはヴィオニエから造られたオレンジワイン。彼のワインは無濾過無清澄、そして亜硫酸塩無添加。

言うまでもなくとても美味しいワインばかりです。残念な点があるとすれば人気があるのにかなりの少量生産。基本的にナチュラルワインは少量生産が多いのですが、その中でもかなり少ない方です。ですから興味のある方は発見したら即買いをお勧めします。ぜひ飲んでみてください!

それでは今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。まだまだ、南オーストラリア編は続きますのでお楽しみに!

もしよければ記事へのいいね!をお願いします。インスタ、ツイッター、FBのフォローもぜひよろしくお願いします。そして沢山の人に読んでいただきたいのでシェアは大歓迎です。さらにコメントなんかいただけたらほんと嬉しいです。ぜひよろしくお願いします。

それではMauve Wine Co.りょーじでした。